女の子だってプログラミングを好きでいい!!【教育をUPDATE ダイジェスト vol.013】

毎週日曜日19:00〜20:00、ITeens Labの代表・古林と共同代表・近藤がお届けするライブ配信【教育をUPDATE】。

この記事では、配信の様子をダイジェスト版でお伝えいたします。

今回のゲストは、一般社団法人Waffleの代表理事を務める 田中沙弥果(通称アイヴィー)さん。
IT・エンジニアリングの分野においてのジェンダーギャップを埋めるための活動をされています。

プログラミング教室・教育における女子の立場的課題について話をお聞きしました。

 

アイヴィーさんって何者?一般社団法人Waffleとは?


女子IT教育、業界におけるジェンダーギャップについて活動している方とTwitterで知り合ったので今回ゲストとして来ていただきました。
はじめましてになります!!
自己紹介お願いします

いいよね!!そうやって知り合った人が配信に出演してくれるって!!
よろしくお願いします!

大阪出身で、2017年からNPO法人「みんなのコード」で、プログラミング必修化にむけた学校の先生の支援を2年間していました。
2019
年にIT分野のジェンダーギャップを埋めるために一般社団法人Waffle」を設立しました。
進路の時からジェンダーギャップが生まれているので、キャリア選択が広がるように女子中高生にIT教育をしています。

一般社団法人Wafflehttps://waffle-waffle.org/)とは・・・「理系=男性」という強い固定観念のあるITSTEM分野におけるジェンダーギャップ問題を解決すべく、女子中高生へより多くのITSTEM教育の機会を提供。進路に関わるエンパワメントを行い性差でなく能力や人として女性が尊重される社会を目指している。

EXA KIDSの関係でみんなのコードさんに僕この前お邪魔しにいきました(笑)
ちなみになんて呼べばいいですか?(笑)


アイヴィーです!!


アイヴィーってなんですか?(笑)

マジか!!単刀直入すぎる(笑)(笑)

 

(近藤の単刀直入すぎる質問に爆笑が!!オレンジの人も知らない人からすると謎だと思いますが!!(笑))

本名が田中沙弥果なんですけど、苗字も名前もありきたりなのでアメリカのアイヴィーリーグからとってアイヴィーにしました(笑)
オレンジの人みたいな感じで「ピンクの人」を目指したこともあるけど、「女の子=ピンク」って思われるのも嫌だし、ジェンダーに関わる上でピンクは違うなってなったのでやめました(笑)

何の時間よ(笑)

アイスブレークですね!!(笑)

 

『プログラミング=男の子』ってイメージがまだ強い

ITeens Labは、女子の割合が2割ぐらいで「パソコン=男の子」っていうイメージがまだ強く残ってしまっているんですよね。
女子が立場的に弱いよねっていう課題感があって、改善はしたいなぁとは思っています。

データを見ながら課題感を共有しますね。
みんなのコードにいた時に小学生(小学2年生~6年生)は男女ともに(プログラミングに対して)抵抗感がないのに、中高生になると一気に男女の差が生まれていることを不思議に感じたんですよね!
それで色々調べると、アメリカの調査だと女子小学生の66%は(プログラミング・エンジニアリングに)興味があるのに、進路を選ぶ18歳ぐらいになると4%ぐらいまで下がってしまうということが分かっていました。
自分が感じた違和感は国際的に問題なんだなぁと実感しました。そこで、産業構造が変わっていく今の時代で女子が不利になってはいけないと思い、Waffleの活動を始めました。

 

(成長とともに下げってしまうのは国際的問題とされています)

僕らは、女子生徒に対して「(女子は)コンピューター苦手なんだな」とか感じないし、「全然(プログラミング)いけるやん」ってなるんですけど就職とかのタイミングで(男女)差が生まれる原因は考えますね!

こういう女子の問題ってエンジニアリングの世界だけじゃなくて、STEM分野*でよく調査されているんですけど前提として「男女の能力の差」ではないということを強調したいです。
日本の場合は、OECD加盟国を対象に行われる国際学力調査PISAの「数学的応用力」「化学的応用力」はトップレベルなのに、女子の理系職志望率は他国に比べてすごく低いんです。
STEM分野・・・科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の略。日本では理系分野の事を指すことが多い。

(業界に)行って活躍できないではなく、そもそも行かないんですね!!

そうなんです。
子ども(女の子)のキャリア選択に親(特に母親)の影響ってすごくあって、中学生における「働くイメージ」ってお母さんなんですよね。
そういうタイミングにおけるや親からの理系への進路の促しはやっぱり「女子<男子」なんです。
日本の中高の理数系の女性教育は3割程度しかいないとか、「理系は男の子の分野(学校)」「ロールモデルが少ない(社会)」「娘に対する理系への促し(家族/親)」など要因がいっぱいあって複雑で連鎖してしまうから、一概に「原因はこれです」って言えないんですよ。
なので、キャリアや自分の可能性を教えてあげることが大事だと考えています。

女の子がなんとなく(IT分野)興味を持ちにくい環境があるんだと思うんですけど、個人的には技術者の男女比とか以上に、IT化する世の中で「ITが苦手だってなると生きていく上で不利で、特に女子がそうなるのが問題」だと思うんですよね。
アイヴィーさんが言われていたように。
でも、男だけでやっているとフラットに接しているつもりでも、女の子がIT学習に興味をもてるアプローチが不十分だったこともあるんですよね!!

それの解決の1つとして女子クラスを作ったんですよ!!

女子受けのよい取り組みってどんなんがありますか?(笑)

僕ら男なんで難しいんですよね(笑)男の子に受ける物を作るのは得意なんですけどね(笑)

ぶっちゃけ担当者に女性をいれると変わると思うんですよね。
優遇機会の提供は違って、優遇(レディースdayとか)だと差別になってしまうことがあるので、女の子が参加したくなる、しやすくなる「機会の平等」が大事!!
女の子の比率をあげるのにはイベントが有効だと思います。
成功例として、アメリカの大学で募集要項の変更、奨学金、ロールモデルとの接点などカリキュラム(コンテンツ)に関係ない部分を変えて(男女)比率を改善しています。

 

ロールモデルの台頭と親の理解が未来を変える?!

プログラミング教育が有名になり始めてから男子が増えたような感覚がしますね!
女子の中で「友達がプログラミングしている」「Scratch使える」みたいな連鎖がだ起きてないのかも!!

女子でもスマホとかパソコン好きな子多いはずなんよね!

ネットを活用したり、友達とのやり取りとか(女子は)流行に早い感じがしますね!
でも、そういう感覚の鋭さとプログラミング教育が結びついてないんだと思います。

たしかにたしかに!!
ゲームをやっている比率はまだまだ男子が多いし、男女でやっているゲームが全然違うよね!!興味の持ち方も全然違う(笑)

それでいうと構造的に(ゲームの)造り手に男子が多いと思うんすよね(笑)
女性がつくった女性向けゲームが増えると変わるかも知れませんよね!!

昔はゲームから入る子が多かったけど、トレンド的には別の興味でプログラミングを始める子も増えていて、自分の表現の1つとしてプログラミングをしていますって言う子もいます!!
ちょっとずつ変わってきているのではないかなぁと感じます!

たしかに!女子のロールモデルも増えてきていますよね!
三橋優希ちゃん(https://nnn.ed.jp/news/blog/archives/12280.html)とか、ちょまどさん(https://chomado.com/)とか!
今てまだ、学校の先生とか親の偏見的な部分って感じますか?

 

(ロールモデルの出現は課題解決の1つの希望)

小学生から離れちゃうんですけど、「親ブロック」はあったりするみたいで「親から安定的な職業に就いて欲しい」と言われて、データサイエンティストとかプログラミングに興味があってもその進路にいけない子が地方に多いように感じます。

ITeens Labの入会も)両親のどっちかがIT系の仕事をされていると話早かったりしますね!
親の理解が必要だとリアルに感じます(笑)

コンピューター出来ないとヤバいという感覚はあるはず?!


収録前に「Waffle Camp」っていう女子中高生限定のオンラインコースをやってきたんですけど、生徒に色々聞いていると「エンジニアリング」の仕事のことが(親世代と一緒で)見えていない子が多いことが分かりました。

時間はかかるし、大変だけど「急がば回れ」で母親にどんどんアプローチしていくのがいいんじゃないかという気持ちはありますね!!
実験的に保護者向けのマインクラフトを体験してもらったり、オンラインサロンでITの用語勉強会をしてるけど正解は分からないですよね(笑)

 

アイヴィーさん、貴重なお話ありがとうございました!
単純に女の子の比率とは言えないですが、IT・エンジニアリングに興味を持ってくれる子が増えるように色々やっていきましょう!!

 

 

 

 

 

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