毎週日曜日19:00〜20:00、ITeens Labの代表・古林と共同代表・近藤がお届けするライブ配信【教育をUPDATE】。
この記事では、配信の様子をダイジェスト版でお伝えいたします。
今回のゲストは、大学のゼミの活動として小中学生のプログラミングを教える活動をしている原田運也(かずなり)くん。
大学生でありながら未来の教育を加速させる原田くんとプログラミング教育の”いま”と”これから”について盛り上がりましたしょうしょう
未来を作る大学生!?ITeens Labと共鳴する原田くん
今日のゲストは現役大学生でプログラミング教育を広める活動をしている原田くんです。
自己紹介お願いします
原田運也(かずなり)です。プログラミング教育に興味を持って、着物を着ながら様々な活動をしています。
大学のサークル活動として、小中学生を対象にmicro:bitなどでプログラミングを教えています。
原田運也公式HP : https://haradakazunari.herokuapp.com/
(※ご連絡は公式HPからお願いします)
原田くんは直接お会いしたことがあるので、今回は(教育をUPDATEでは珍しく)はじめましてじゃなくて、久しぶりって感じだね!!
EXA KIDSを手伝ってくれたりと活発的に活動している学生であります。
そのサークル活動はいつから始めたんですか?
去年(2019年)の5月頃始めました。メンバーを集めて小さなところからやっています。
今どんな活動をしているか教えてください。
最近は大学の教授の繋がりで週1回、月3回オンラインで沖縄の子どもたちにプログラミングを教えていました。
取材をしてもらったこともあって活動が幅が広がりました。
沖縄の子どもを教える前は何をしていたんですか?
大学に保護者同伴で中学生を集客し、対面講座を開催していました。
CoderDojoさんやKids Code Clubさんとコラボもしていました。
なんで活動が始めたんですか?
所属しているゼミの教授に「プログラミング教育のサークル活動をやってみたいです」と相談したところ、教授が一緒に考えてくれたことから始まりました。
元々、商業高校の先生になりたくて、大学に進学したんですけど途中で「先生に向いてないなぁ」と感じて今はSEやプログラマーになりたいなぁと思って勉強しています。
将来の目標がすごいピンポイントだね!(笑)
元々教育に興味があったと言ってたけどどういう体験があったんですか?
中学生の時だったんですけど、友達に勉強を教えてその子が「わかった」と笑顔になった時に嬉しくて「教えることをやりたいなぁ」と思いました。
成績良かったんだ!!良くないとそれ出来んやん(笑)
数学は得意でしたね!!(笑)
今日はNPO法人の名前で出演してもらっているけど、立ち上げていたのは知らなかったから、その辺の話を聞かせて欲しいな!
僕が立ち上げたわけではなくて、会員として所属してイベント企画・集客など担当して月1回イベントをやっています。
活動としては「キャリアサポーター」としてキャリアについて考える機会づくりをしていまして、就活生と社会人を集めて月1回テーマを決めて開催しています!
社会人の話を聞いた就活生が「こういうキャリアにしたい」と考えるられるようにしています。
そんなに色々出来るんだったらEXA KIDSを運営する「NPO法人T-PEZY」の活動を手伝ってもらおうかな!!(笑)
めっちゃ即戦力だね!!(笑)
(スタッフに誘おうとする古林とすんなりその話に乗る原田くん。最後まで勧誘が続きました(笑))
幼少期に触れることが苦手意識を無くす!
プログラミング教育をやろうと思ったのはいつだったんですか?
(プログラミング教育に興味を持ったのは)去年の活動を始める少し前ですね。
大学の授業で在庫管理システムを作ることがあって、再びプログラミンに興味を持つようになったんですよね。
中学性の頃にjavaとかに挑戦して挫折したんですけど、phpとかweb系の言語は面白いなぁと思って小中学生を対象に教えようと思いました。
周りの大学生を見ているとそもそもパソコンの操作が苦手の子とかが多い事に気付いたので、小中学生の頃からパソコンを扱う環境を整えてあげると将来困らないようになるなと思って対象を搾りました。
日本全国のITリテラシーを高めんといかんね!って事よね(笑)
俺らと一緒やね!(笑)
中学生ぐらいからパソコンに触れているとばり強くなるよね!!
僕は幼稚園ぐらいの時からオンラインゲームとかしていて、小学生の時にはブラインドタッチで打てるようになっていて苦労をしたことがなかったですね!!
世代的にもだいぶ早くから触らせてもらってたんだね!
親が元々PCやスマホとかのガジェット系が好きで、小さな頃から自然と触っていたって感じでした!
いいよね!!親が楽しそうにしていると興味は持つよね!逆に触れてなかったって考えたらゾッとするよね(笑)
僕は大学生になってからパソコンに触れるようになったから、だいぶ頑張って同級生に追いついたぐらいの遅咲きだったね(笑)
でも、いつ始めるかよりも興味を持って”一生懸命”になることが大事な気もしています。
2つの活動でプログラミング教育・ITリテラシーを広める!
今って日常の活動は何をしているんですか?
対面式の活動用教材を自分たちで作っているんですけど、今はほとんど下の学年に任すようにしています。下の学年の子が就活をする時に話せるネタにもなると思って!
この前はじめて沖縄の学生とオンラインでやった時に(オンライン用の)教材を作って教えたって感じでした!!
原田くん自信も直接子どもに教えることがあるの?
サークルとは別で中高生を対象にサイト制作を教えています!
実際やってみて感じたことありますか?
子どもたちが教材の内容を楽しめているのかどうかが分からないのが難しいなぁと感じます。
ただ、成果物を生徒同士でコメントしあうのは楽しそうにしてくれていたので、一人でやるより交流があった方がいいんだなぁと思いました。
ツールの使い方というよりか成果物をメインにしている感じなんだ!!
そうですね!
(ツールの使い方などを)生徒たちに調べさせるようにしています。「これを作りたいから頑張って調べてね」っていう感じですね!
PBL要素もあるんだね!!
例えばどんなの作るの?
サイト制作をする前は中学生対象にPythonを使ってオセロゲームを作ったりしてました。
結構レベル高いね!!
(和装で様々な活動をしている大学生の原田くん。色んな意味がパンチが効いております(笑))
エラーを楽しめるのは成長の証
今って「プログラミング始める=Scratch」みたいな部分があるけど、そこは通らなくてもいいかって感じ?
僕がスクラッチ苦手なんですよね(笑)
ブロックで流れを作ってプログラミングをするより、文字でコーディングする方が理解しやすいんですよね!
どっちに慣れてるかみたいなのあるよね!
逆戻りが難しいみたいな!!
Scratchだったら「これってコードだったらどうなってるんだろ」ってなる感じだよね!!
システムとかパソコンの裏側がどうなっているかも教えたいっていうのもあってコードを書くのを大切にしています!!
サークル活動ではScratchで教えていますが!
(個人で)Pythonを教えるのと(サークルで)Scratchを両方経験してみて、2つの差ってある?
教えるコスト、学習コストが全然違うなぁと感じて、Scratchが人気な理由がよくわかりました(笑)
Scratchは勝手に触れるけど、テキストコーディングは勝手に触るが無理だもんね!!
Scratchは間違っていても動くもんね!!
変な動きをするけど(笑)
子どもにプログラミングを教えてみて、活動の効果は感じる?
サークルの方はまだあまり実感できてないですけど、個人で教えている方は理想に少しずつ近づいているなぁと思います。
子どもたちの反応はどう?
エラーが出た時に楽しんだ感じで「なんだよこれ!」ってなってますね(笑)
分かり始めるとエラー出るのも楽しめるもんね!!
プログラム組むと如何に「パソコンが的確で、人間は間違う」っていう勉強にもなるよね!
オンラインでもオフラインの感覚を創造することが教育のカギ?
今原田くんがやっている活動も「教育をUPDATE」していると思うんだけど、今コロナの影響でオンラインにUPDATEしている教室も増えているなか、原田くんはまだ対面式の方が多いと思うけど、対面とオンラインに対する考えはどんな感じ?
教えるということに関して対面式の方がいいと思ってたんですけど、(沖縄の件を経験して)人数を考えればオンラインでも遜色なくできるんじゃ無いかなぁと感じました。
ちょっと前まではオンライン教育において(生徒の)やる気とかモチベーションを維持するためにPBLが勝ちパターンになるんじゃないかなぁと考えてたんだけど、最近一斉指導の方が案外(理想地点に)連れていけるんじゃないかなぁという知見も出てきていて、原田くんの考えを教えてほしいです!
同じような感じですね!!
オンラインだとしっかり目標を立てて、一緒に向かっていくっていうのがいいのかなと思っています。
(オンラインで)一緒のことをやっていると同じクラスの人がやっていることが共有されやすいけど、個々で別のことをやると他者の行動が見えずらいよね!
オフラインで得ていた他人が何をやっているかという感覚をオンラインでも感じることができるのは、一斉指導なのかもね!
今後の展望を教えてください
自分の塾を少しずつでも大きくして、色んな人が経験できる場をつくっていきたいですね。
また、プログラミング、ITリテラシーだけじゃなくて色んな事をつまみ食いで経験できるような場にもしていきたいですね!!
原田運也くん、貴重なお話ありがとうございました!!
プログラミング教育業界をともに盛り上げて行きたいので、スタッフになってくれることを待っています!(笑)