こんにちは!広報スタッフの滉太郎です。
新しいスタッフが増えたので、さっそくインタビューしてきました!

今回は、大学生スタッフのじゅん先生。
日曜17時のデザインクラスを担当しているじゅん先生はどんな人なのでしょうか。

 

星野純平先生(通称:じゅん先生)。大学院でデザインについて勉強中の23歳。優しさに溢れる人柄が特徴!

 

ピクトグラムは情報の宝庫!?

今大学生ということですが、どこの大学に通っていますか?

九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻メディアデザインコースに通っています。
ビジュアルに関することを大体学ぶような学科で、生理的な画像の処理について学んだり、画像工学、制作技術を学んだりと幅広いです。

芸大や美大とは違う観点でデザインを学んでいく学部なんですね。
その中で、じゅん先生は何を学んでいるんですか?

所属しているゼミは制作がメインで、教授の専門がピクトグラムや公共デザインなので学部時代からそれらを学んでいます。

ピクトグラムと言えば東京オリンピックの時に話題になっていましたが、専門的に学んでいるじゅん先生からはどんな風に見えていましたか?

そうですね。
あのピクトグラムの面白いところは、「動くピクトグラム」というテーマでやっていたことですね。
これまでは「止まった形」で情報を伝えることを重視していたけど、動画などの「見せるデジタルツール」が増えたことに合わせて変化させているし、1964年の東京オリンピック時のデザインをリスペクトしていることも良かったです!

そういう目線でデザインを見ると新しい発見があって良いですね!
一番身近なピクトグラムと言ったら、非常階段のマークになると思うんですが、ピクトグラムの定義ってなんですか?

あのマークはピクトグラムですね。
ピクトグラムの定義は、日本語だと「図記号」と言われています。
なのでインフォーメーションの「?」マークも含まれることもありますし、人によって少しずつ認識が変わりますね。
必ずしも人の形をしている訳ではないので、街なかや博物館・美術館にたくさんピクトグラムはあります!

幅広いんですね。それゆえに使い方を気を付けないといけないですね。

なんで九州大学大学院芸術工学部画像設計学科に行こうと思ったんですか?

小さい頃からデザインや絵を描くのが好きで、映像だと特にPIXARのアニメーションが好きで!
大学のオープンキャンパスに行った時に流れていた映像を見て「こんな事ができるんだ。ここを目指そう」ってなりました。

PIXARのイメージと言えば3DCGだと思うのですが、今やっているピクトグラムは平面ですよね?

紆余曲折ありました(笑)
入学してすぐに独学で3DCGに触れたのですが、工数の多さに心が折れました。
色々試しているなかで、自分は動きに興味があることに気がついた時ぐらいに、出された課題が
グラフィック制作で、その奥深さに惹かれて方向転換をしました。

結構な方向転換ですね!
東京オリンピックの話じゃないけど、平面でも動きを表現できることに気付いたんですね。

そうですね。
勉強している中で平面グラフィックに詰まっている情報量が多さに気付きました。

 

大学での勉強を活かして、子どもに教えたい!

アルバイトを知ったのが芸工アプリということですが、なぜそのなかでITeens Labを選んだんですか?
※芸工アプリ( https://geiko.app/ )とは・・・九州大学芸術工学部のOBと現役生が各々の活動や作品について情報が交換できるアプリケーションのこと。

自分が通っている学部は映像工学の課題でビジュアルを作るためにC言語、Javascpriptなどのプログラミングを一度勉強するんですよ。
だけど、自分はグラフィック系の研究室に進んだので、折角勉強したプログラミングの知識を使う事がないんです。
それは勿体ないし、生徒に教えることで自分の中で知識の定着にもなるかなぁと思って。
それと自分が所属している「ピクトグラム研究会」で子ども向けのワークショップをした時に、子どもに教えるのが楽しかったので、子どもと関われるのがいいなぁと思い応募しました。

学んだことを活かしたい上に、子どもと関わるのが好きというのは先生に向いている証ですね。
そのワークショップではどういうことをしたんですか?

1回やったワークショップは、ピクトグラム自体を知ってもらうという内容でした。
日常生活の中に潜んでいる図の形や色の意味についてがメインでしたね。

ピクト博士とピクト助手というキャラクターになりきって、子ども向けワークショップを開催!

子どもたちからすると日常生活の中にあるデザインだから、意味が分かるとすごい興味が湧きそうですね。
その時から上手く子どもと話せましたか?(笑)

全然話せなかったです(笑)
キャラクター設定や台本までしっかり作り込んだんですが、それが裏目に出てずっと台本読んでしまいました(笑)

大学で習うことをかみ砕いて説明しないといけないから結構難しいですよね!
そのワークショップをやった頃から見ると、今は成長出来ていると感じますか?

ちょっとは成長したかなぁと思います。
特に予期せぬエラーなどその日に何が起こるか分からない状況に落ち着いて対応する臨機応変力は上がってきたかなぁと。

シグナルを見逃さない!

それはいいことですね。
全面オンラインの指導環境で働いてみてどうですか?

塾講師とかはやったことがないので比べにくい部分はあるのですが、反応が見にくかったり、やっていることが一目で把握できないのは難しいなぁと思う事は多々あります。
ただ、画面共有をしながら説明ができたりとか、教える側も受講する側も場所に縛られないのはオンラインの良い部分だと感じてます。

見せながら説明できるのは教える側からすると結構便利ですよね。
生徒とのコミュニ―ケーションで何か良い方法は見つかってきましたか?

ちっちゃいシグナルを見逃さないことですかね。
ゼミの最初に行う「デザ活」で送ってもらった画像や会話の中で出てきたワードを見逃さず、生徒一人ひとりが興味を持っているもの、知りたい事を把握していってます。

先生が自分に興味を持ってくれるのは生徒たちは嬉しいと思いますよ。
そうやっていると生徒発信のコミュニケーションが増えてきません?

言われてみれば(笑)
生徒から「今日は何するの?」とか言ってくれることが増えましたね。

かわいい絵が得意!

プライベードの話も少し聞きたいのですが、最近ハマっているものとかありますか?

最近は、バレーボールにハマっています。
中学の時バレー部だったんですけど、最近姉に誘われて週1回姉の所属するチームで久しぶりにバレーに打ち込んでいます。

お姉さんと仲良いんですね!
身体を動かすのは頭もスッキリするし研究が捗りそう。

スタッフ紹介のページには「ドライブ、温泉、絵を描くこと」って書いてますが、これも継続中って感じですか?

ドライブは全然運転する時間が無くて、ハマリかけぐらいです(笑)
絵を描くのは小さな頃から好きで、母の日にプレゼントでポストカードを作ったり、カレンダーを自作したりしてます。

すごい優しいタッチの絵ですね!
絵本とかLINEのスタンプにすると人気が出そう。

最後に今後の目標を教えてください。

今年は就職活動の年なので、しっかりと就職活動をやりながら生徒たちにもっとデザインに興味を持ってもらえるゼミを作っていきたいです。
そして、生徒たちからイジッてもらえる先生になりたいです(笑) 

広報スタッフ 滉太郎が感じたこと

専門性の高い情報をかみ砕いて説明する能力がすごく高い印象をうけました。
また、聞きやすい独特の間でゆっくりと話してくれるので、生徒たちも聞きやすいだろうなぁと感じました。

 

日曜日17時~のデザインクラスでじゅん先生に会えるので、デザインのことを学びたい方はぜひ体験にいってみてください。