【教育をUPDATE ダイジェスト vol.01】やりたいことをやる子どもが増えるしくみづくりを 〜ゲスト:株式会社COLEYO 代表取締役 川村 哲也〜

毎週日曜日19:00〜20:00、ITeens Labの代表・古林と共同代表・近藤がお届けするライブ配信【教育をUPDATE】。

この記事では、配信の様子をダイジェスト版でお伝えいたします。

今回のゲストは、PBLの教室「studioあお」を運営する株式会社COLEYOの代表・川村 哲也さん。

ITeens Labでも現在導入中のPBLについて実践中の取り組みやコツなどをお聞きしました!

教育デザイナー/株式会社COLEYO 代表取締役 川村哲也

PBL専門の教室「studioあお」

自己紹介をお願いします!

株式会社COLEYOの代表をしている川村です。COLEYOは「教育×企画」の会社です。

世の中がものすごいスピードで変化していくの対し、教育は全体としてあまりアップデートされていない現状がある。

そこで、COLEYOでは世の中と教育のギャップを埋めるために、これからの学び方や学ぶ内容を作っています。

よろしくお願いします!

株式会社COLEYO 代表取締役の川村さん(右上)

具体的にはどのようなことをやっているんですか?

「studioあお」というPBL専門の教室をやっています。

具体的には、生徒一人ひとりがそれぞれバラバラにプロジェクトを立ち上げ、商売や研究、ものづくりを行います。

活動は週2回2時間ずつで、1ヶ月約16時間。プロジェクト期間はそれぞれバラバラで、最短で3ヶ月、最長で2年やっている生徒も。

プロジェクトの内容や期間は生徒によってそれぞれ異なる

プロジェクトの内容や期間は生徒によってそれぞれ異なる

例えば、生徒たちのプロジェクトの一つに「ペット用のお葬式セット」があります。

教室で飼っていたニワトリが死んでしまったので、ちゃんと埋葬をしてあげたい。ただ、ペット霊園だと数万円かかるし、家で埋めるにも庭がないと埋められない。そこで、プランターを改良した埋葬セットを作って製品化し、amazonなどで販売することができないか試行錯誤を繰り返しています。

他にも、野良猫の飼い主を見つけるために野良猫の写真集を作ったり、クマノミとイソギンチャクの研究をしたり、哲学の本を書いたり、絶滅危惧種のグッズを販売して売り上げの一部を寄付したりと、それぞれ様々なプロジェクトが動いていて。

子どもたちが「やってみたい!」と思ったことに対して、知識や資金、マネジメントの面で支援をする。

子供たちのアウトプットが最大化するような取り組みをしています。

studioあおが実践する、P-PBLの考え方

やりたいことに肯定的なフィードバックをする

「COLEYO」や「studio あお」の理念について教えてください。

「全ての才能に目を向けよう」が私たちのコンセプトです。

子どもたちのモチベーションを最大化するには、「何かやりたい!」というモチベーションに肯定的なフィードバックをしていくことが大事だと思っています。

studioあおの公式HP

子どものモチベーションって新陳代謝がとても早く、今日やりたいと思ったことは翌朝にはすでにやりたくなくっていることが少なくありません。その子がやりたいと言った瞬間に肯定的なフィードバックをすることで、「あ、これっていいことなんだ」と思って学習し始めます。

それを繰り返していくことで、「何かやってみたい!」という姿勢が身についていくのではないかなと考えています。

ここで大人が否定的な負のフィードバックをしてしまうと、子どもたちのトラウマになる可能性があります。否定的なフィードバックをしてしまうくらいなら、子どもたちが失敗して自ら学ぶ方がベター。

僕たち大人は、子どもたちの無限の興味に対して学びの対象を制御するのではなく、学びの方法論をトレーニングしていくことが大切だと思っています。

やりたいことがわからない子にはビックリを

自分の好きなことややりたいことがわからない子どもにはどのように対応していますか?

好きなことがわからない子にはびっくりさせることが大切。

子どもが何かを始めるときのフェーズとして、「モチベーションフェーズ」「やってみるフェーズ」「インパクトフェーズ」の3つがあります。

まず、モチベーションがない子に何か取っ掛かりを作ってあげるには、ビックリさせることが大切だと思っています。子どもたちに対して、とにかく衝撃的なことを演出することが大切です。

水や電気もない無人島でキャンプしたり、裁判所で実際の裁判に行ってみたり、料理解剖で自分たちが育てた鶏の解剖を見たり。

ビックリ!を与えるプロジェクト「BLITZ!!」

家と学校、塾の往復になると、価値観が凝り固まりがちです。そうすると、何が自分の特別なポイントなのかもわからないし、何が特殊かもわからない。

問題意識のきっかけを作る刺激なイベントを定期的に続けているところですね。

 

今後の展望

今後の展望について教えてください。

やりたいことを拡張してくれるモノや場所があり、やりたいことをやる子どもが増える、というような経済モデルを作るのが自分の今のテーマです。

今、最も面白いと思っているのが「オープンエデュケーション」。知りたいことを知りたいときに知ることができる環境ってとても良くないですか?

PBLを実践していると、まだ世の中で解決されていない問題や最先端にいる知識人に聞かないと分からない問題に出会うことが多いんです。

その状態になったときに、自分が欲しい知に対してどれだけアクセスしやすくなっているかが重要だと思っていて。ほとんどのことはググれば出てきますが、最先端の知は最先端の人にしか溜まっていかない。

そこで、どうしたらその知に対してアクセスしやすいシステムが作れるのか考えるのは楽しいですし、そんなしくみづくりをやっていこうと思います。

 

川村さん、PBLに関する貴重なお話ありがとうございました!

川村さん、ありがとうございました!

配信はこちらからご覧いただけます。目次もございますので、気になるところだけでもぜひご覧ください!

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