毎週日曜日19:00〜20:00、ITeens Labの代表・古林と共同代表・近藤がお届けするライブ配信【教育をUPDATE】。

この記事では、配信の様子をダイジェスト版でお伝えいたします。

今回のゲストは、株式会社COLEYO代表取締役の川村哲也さんと、小学生YouTuber・THE宇宙少年ズのいっくんとあっくん。お2人は、日本初の小学生主導で行う「スペースバルーン」プロジェクトに挑戦し、今年3月に打ち上げを成功させました。

今回は、プロジェクト達成報告会ということで、プロジェクトの内容や、成功させるまでの過程、プロジェクトを通して成長したことなどをお聞きしました。

 

小学生初「スペースバルーン」プロジェクトを成功させたTHE宇宙少年ズ

「まず最初に、自己紹介をお願いします。」

 

「みなさん、こんにちは!ぼくたちTHE宇宙少年ズです!」

 

「僕は、京都のstudioあおというプロジェクト型学習専門の教室をやっています。」

 

THE宇宙少年ズのお2人には今年2月に、この「教育をUPDATE」に出演していただきました。前回はプロジェクトの準備のお話をお聞きしましたが、今回は達成後のお話をいろいろお聞きしていきます。

 

「プロジェクト報告資料を用意してくれているとのことなので、早速発表をお願いします!」

 

 

THE宇宙少年ズが行ったのは「スペースバルーン」プロジェクト。「スペースバルーン」とは、宇宙の入り口で知られる地上から約10~50kmくらいの成層圏に、大量のヘリウムガスを入れた巨大な風船を飛ばし、様々な実験を行うことを言います。

このプロジェクトに挑戦しようと思ったきっかけは、水溜りボンドさんのスペースバルーンの動画を見たことだそうです。

また、このプロジェクトを通してたくさんの「初めて」に挑戦したそうで。

例えば、いろいろな大人の方にメールを送ったり、たくさんのアプリを使ったり、動画編集をしたり、クラウドファンディングをしたり、京都大学で実験をしたり……。

 

 

クラウドファンディングでは、合計289名の方から約230万円の支援をもらったそうです。すごいですね!

そして、スペースバルーンの下にiPadとスピーカーをのせて、宇宙人に声を配信するというプロジェクトを見事、成功させました。

 

打ち上げの様子はこちらの動画をご覧ください!

 

「僕たちがこのプロジェクトを通して伝えたかったことは、『初めてのことでも挑戦すればできる』ということです!」

 

プロジェクトの内容やそれを実現するまでの行動力はもちろん、発表のプレゼン資料も素晴らしかったです。studioあおでは、3ヶ月に一度「プロジェクト報告会」を行っており、進行中のプロジェクトを報告し合い、アドバイスをもらっているそうです。

 

プロジェクトを達成しての感想

 

「実際に打ち上げてみて、失敗したところはなかったのかな?」

 

「ガンマイクが音をとりすぎて、音が割れてしまったので聞こえませんでした。」

 

「その代わり、ガンマイクをのせていないGoProで音はとれていました。その他にレコーダーもつけていて、そこでも音がとれていました。」

 

「カメラ3つやマイク、レコーダー。結構たくさん機材をのせていたんですよ。」

 

リスクを考えてカメラを3つ用意するなど、プロの人からトラブル対策を学び、本番しっかりと用意していたお2人、さすがです……。さらに、「自分で撮った映像は、普通の動画で見る映像より綺麗に見えた」と嬉しそうに話してくれました。

 

「今回のプロジェクトの中で、一番楽しかった瞬間を教えてください。」

 

大学を借りて実験をした時が一番楽しかったです。

一番嬉しかった瞬間は、スペースバルーン打ち上げで、あっくんと一緒にモジュールを持った手を離した瞬間です。」

 

「僕は、エッグドロップという実験をしたのが一番楽しかったです。」

 

エッグドロップとは、紙のみを使ってプロテクターを作り、卵が割れないようにし、実際に高いところから落としてみる実験のことです。パラシュートの紙の形を決めるためにこの実験を行ったそうです。

 

また、プロジェクトを通して嬉しかったことを聞いてみると、関西テレビの番組に出演できたことや、クラウドファンディングを成功させたことが嬉しかったと語ってくれました。

 

「次に、プロジェクトを通して成長したことや学んだことってある?」

 

「会社の人や大学の教授など、いろんな大人に連絡して、実際に会って話すという機会が多かったので、目上の人の接し方が変わりました。」

 

「僕は、強いて言うなら、夜に強くなったことかな(笑)」

 

「あっくんは物作りの才能が開花していたよね。根気強く、楽しみながら、細かい作業を続けていました。」

 

「次に、川村さんにプロジェクトと2人を見守ってきた感想を聞いてみたいなと思います。」

 

「このプロジェクトは、かける時間が圧倒的に多くて、とても大変でした。でも、2人のモチベーションが高かったことが素晴らしく、こちらも楽しかったです。

2人の姿を見ていて、やりたいことに貪欲に取り組んでいるなと思い、僕も一生懸命にいろんなことを勉強しました。」

 

「いっくん・あっくんのstudioあおでの活動に対して、他の子どもたちはどんな反応でしたか?」

 

「保護者さんや子どもたちから直接メッセージをもらっていて、特に多かったのが、『子どもだからといって、できないことはないんだなと思いました』というコメントでした。

これは、いっくんとあっくんの実例があったことで、より伝わったなと思います。」

 

いっくんとあっくん、川村さん、貴重なお話ありがとうございました!ぜひ、THE宇宙少年ズのYouTubeもチェックしてみてください。

配信はこちらからご覧いただけます。目次もございますので、気になるところをぜひご覧ください!