こんにちは、ITeens Labです!

この記事では、

  • 子どもと一緒にプログラミングをするメリット
  • プログラミングとは?
  • プログラミングの始め方

について説明します。

子どもと一緒にプログラミングをするメリット

2020年から小学校でプログラミング教育がスタートすることもあり、プログラミングを子どもの習いごとに検討している方も多いと思います。

ただ、パソコンやタブレットがあれば、ご家庭で今からでもプログラミングを学ぶことができます。

また、子どもだけでなく、子どもとお父さん、お母さんが一緒に学ぶことをオススメします!

子どもと一緒に楽しく学べる

普段、学校の勉強(国語、算数、理科など)を子どもと一緒にすることは少ないと思います。

また、子どもがちゃんと勉強しているか、親が見守るという形になりがちです。

子どもと親、どちらも体験したことがないプログラミングを一緒に学ぶことで、お互いに教え合いながら楽しく学ぶことができます。

共通の話題を持つことができる

一緒にプログラミングを学ぶことで、共通の話題を持つことができます。

「〇〇が作ったあのゲーム、面白かったね!」

「お母さんが使ってたあのキャラクターってどこで手に入れた?」

など、親子の会話も増えます。

 

などなど、多くのメリットがあります。

プログラミングとは?

まず、「プログラミング」とは何でしょうか?

「最近、『プログラミング』ってよく聞くけど、あんまりよくわかってない」

「小学校でプログラミング教育が導入されるのは知ってるけど、そもそも『プログラミング』がわからない」

という方も多いと思います。

そこで、まずは「プログラミング」についてわかりやすく説明します!

コンピュータへ指示すること

Wikipediaには

コンピュータープログラミング(英語: Computer Programming)とは、ある特定のコンピューティングの結果を得ることを目的として、実行可能なコンピュータープログラムを設計・構築するプロセスのことである。

(引用元:Wikipedia

と説明されています。

わかるようで、わからない…。

もう少し簡単に説明します。

まず、コンピュータは人間と違って、指示された通りのことしかできません。

例えば、私たち人間は「これはこんなふうにして、あそこに置いておいて!」と指示されると、だいたいの意味を理解することができます。

しかし、コンピュータは

・「これ」ってどれ?

・「こんなふう」ってどんなふう?

・「あそこ」ってどこ?

と混乱してしまいます。

コンピュータに対しては、「これ」や「こんなふう」、「あそこ」を正確に決めてあげて指示することが必要になります。

「コンピュータが理解できるように正確な指示を出すこと」

これが「プログラミング」です。

また、「コンピュータが理解できる指示そのもの」「プログラム」と呼びます。

プログラミング言語とは?

人間がコンピュータに指示を出すときには、使う“ことば”が決まっています。

その“ことば”を「プログラミング言語」と呼びます。

「プログラミング言語」とは、人間も理解できて、コンピュータも理解できるような“共通のことば”です。

例えば、日本人と中国人が会話をするとしましょう。

日本人は日本語、中国人は中国語を話すので、会話をすることができません。

そこで、共通の言葉として英語を話すようにします。

日本人も中国人もどちらも英語を話すことで会話ができるようになります。

このように、人間とコンピュータのどちらにも理解できるような言語が「プログラミング言語」です。

人間はプログラミング言語を通じて、コンピュータに指示を出します。

初心者におすすめ!プログラミングが楽しめるツール!

プログラミングとなると、黒い画面にテキスト(文字)をたくさん入力していくイメージをお持ちの方も多いと思います。

テキスト(文字)を打ってプログラムを作ることを「テキストプログラミング」と呼びます。

もちろん、そのようなプログラミングもありますが、ブロックを繋げていくだけでプログラミングできるツールがあります。

代表的なものだと、

Scratch(スクラッチ)

micro:bit(マイクロビット)

などがあります。

 

これらは「ビジュアルプログラミング」と呼ばれます。

テキスト(文字)を打っていく「テキストプログラミング」とは違い、ブロックを組み立てて視覚的にプログラムを作ることができます。

ビジュアルプログラミングであれば、初心者の方でもわかりやすくプログラミングを楽しむことができます。

今回は、多くの子ども向けプログラミング教室で使われている「Scratch」で簡単なプログラムを作ってみましょう!

パソコン もしくは タブレットが必要

「Scratch」でプログラミングを行うには、パソコン(PC)もしくはタブレットが必要になります。

パソコンの場合

パソコンで「Scratch」と検索します。

もしくは以下のURLをクリックします。

https://scratch.mit.edu/

すると、Scratchのホーム画面が出てきます。

これで準備完了です。

タブレットの場合

検索アプリで「Scratch」と検索します。

もしくは以下のURLをクリックします。

https://scratch.mit.edu/

すると、Scratchのホーム画面が出てきます。

これで準備完了です。

 

スマートフォンでもできないことはないですが、画面が小さすぎて使いにくいです。

PCまたはタブレットを使いましょう!

Scratchをやってみよう

アカウント登録

まずはアカウントの登録をしましょう。

次の画像を参考にしながら登録を行っていきます。

(※16歳未満の場合は保護者のメールアドレスが必要となります。)

これで登録が完了しました!

Scratchの画面の説明

アカウントの登録、お疲れ様でした!

次は、Scratchで簡単なプログラムを作ってみましょう。

1:ブロックがあるところ

プログラムを作る時にときに使うブロックが揃っています。

ここにあるブロックを使ってプログラムを組み立てていきます。

2:プログラムを作っていくところ

プログラムを組み立てる場所です。

ブロックパレットからプログラムに必要なブロックをドラッグ&ドロップで移動して、ここに置きます。

3:プログラムが動くところ

プログラムが実行される場所です。

左上には「緑の旗」と「赤いボタン」があります。

「緑の旗」はプログラムを実行、「赤いボタン」はプログラムを止めるときに使います。

4:キャラクターを設定するところ

ここでは、新しいキャラクターを追加したり、キャラクターの細かい設定を行うことができます。

 

簡単なプログラムを作ってみよう!

それでは、Scratchで簡単なプログラムを作ってみましょう。

まず、最初に作るのは次のプログラムです。

「緑の旗」をクリックすると、ネコが右に動きます。

プログラムの作り方

それでは、プログラムの作り方を説明していきます!

まず、ブロックがたくさんあるところから「イベント」を選びます。

「イベント」にあるブロック「緑の旗がクリックされたとき」をドラック&ドロップでプログラムを作る場所に持っていきます。

次に、ブロックがたくさんあるところから「動き」を選びます。

「動き」にあるブロック「10歩動かす」をドラッグ&ドロップでプログラムを作る場所に持っていきます。

ブロック「10歩動かす」をブロック「緑の旗がクリックされたとき」の下に近づけると、影ができます。

この状態で手を離すと、2つのブロックがくっつきます。

これで、緑の旗をクリックしたときにネコが10歩動くプログラムの完成です。

 

キャラクターの追加

次に、スプライト(キャラクター)を追加してみましょう。

「スプライトリスト」の右下にある、ネコマークのボタンを押します。

すると、たくさんのスプライトが表示されます。

追加したいスプライトをクリックすると、そのスプライトが追加されます。

プログラムの保存

プログラムの保存について説明します。

プログラムを保存するには、上のメニュー「ファイル」から「直ちに保存」をクリックします。

すると、右上に「プログラムが保存されました」と表示されます。

これで簡単にプログラムの保存ができました。

「私の作品」について

作ったプログラムは「私の作品」という場所に保存されていきます。

「私の作品」は右上のアカウントメニューから開くことができます。

開きたいプログラムをクリックすると、そのプログラムの詳細画面が開きます。

右上にある「中を見る」をクリックするとプログラム画面が開くので、プログラムを編集することができます。

今回、Scratchを使って簡単なプログラムを作ることができました。

ITeens Labの無料体験会では、Scratchを使って面白いゲームやもっと複雑なプログラムを作っていきます。

ぜひお気軽にお申し込みください!