こんにちは!!

ITeens Lab広報担当の滉太郎です!!

ITeens Labの各クラスを担任している先生たちは一体どんな人なんだ?と思い、突撃インタビューしてきました!

今回は、デザインクラス担任のオレンジの人こと、ITeens Lab共同代表のドゥー先生に『デザインクラスって何をするの?』『ドゥー先生が見据える未来の教育』の話を聞いてみました!!

(ITeens Lab共同代表 近藤悟先生(通称:ドゥー先生)。カメラ、ギター、バイクなどなど多趣味すぎて仕事以外の時間もずっと何かをしているらしい。所持品でオレンジじゃないのは多分リュックだけ!?)

プログラミング教室にあるデザインクラスって何をするの?

デザインクラスって何をするんですか?

デザインクラスはイラスト、youtubeのサムネイル、名刺、ロゴなどを作る、いわゆるグラフィックデザインをやるクラスだよ!
小学生の子が多いので好きな物をイラストにすることを入り口にしながら、ペイントツールとか色んなソフトを使いながらグラフィックデザイン全般を制作をしていく感じ!


生徒自身の興味からスタートして幅広いものを制作するんですね!
デザインクラスにずっと通っているとどのレベルの物を作れるようになるとかあるんですか?


実はデザインクラスは今期(2021年12月現在)で2ターム目だから最長で8カ月通っている子になるけど、ちょっとした現場で使えるぐらいのレベルの物を作る子はいるかな!!

8カ月でそれはすごい!
毎週作る物を決めると思うのですが、それはどぅー先生が決めるのか生徒が興味のある物を各々作るのかどういうゼミの進め方になるんですか?

「今週はロゴを作ります」っていう大きな方向性は俺が決めるけど、そこからどういう作品作るかは生徒の自由にしてる!
ただ、どんなロゴが世の中にあるのかを知ることが大事だと思うから調べる時間を大切にしてるよ
通っている子がなんでも作れる楽しさを感じながらサクッと作品を作れるようになるのがゼミの目標かな!(笑)

自分の好きな物、興味あるものをサクッと作れる能力は身を助ける強い武器になりますね!!
先ほど、デザインクラスは最近できたクラスだというお話があったと思いますがなぜこのタイミングでの開講だったのですか?

こば先生だったらUnity、とみお先生だったらコンピューター基礎みたいに先生の特色を出したクラスを俺が持っていなかったから、俺だったらデザイン系かなっていうことになったのと、オフラインの時代からイラストを自作している子が多かったのでそこを伸ばしてあげようということで開講したかな!

デザインクラスで学んだことは、他のクラスで活きてきますか?

その辺でいうと汎用性はめちゃくちゃ高い!(笑)
scratchでゲームのステージやキャラクター、動画のサムネイルを作る時に「デザインする」っていう意識が芽生えることで、一つひとつの質が変わってくるよ!!
自分で作ると作品に愛着も湧くし(笑)

この前の文化祭では作品を作り込んでいる子もいましたね!

将来スキルが役に立つことも狙っているけど、明日からすぐ使えるっていうのも大事にしてる!

デザインクラスのゼミ風景(デザインクラスのゼミ風景)

実用性と将来性を見据えた教育を

実用性重視がITeens Labっぽい!(笑)
今通っている子はデザインクラスだけで通っている子と他のクラスと掛け持ちしている子との割合はどれぐらいですか?

他のクラスとデザインクラスを掛け持ちしている子が多いよ!
「イラストクラス」っていう名前にすれば掛け持ちじゃない子も増えると思うけど、広義の意味でのデザインの面白さを伝えたいという思いがあるから、それをどう保護者と生徒に伝えれるか悩んでる!(笑)
ただ、他のゼミの先生たちから掛け持ちしている子の作品のクオリティは上がっているように感じるって話を耳にするよは嬉しいよ!!

それを伝えるのは難しそう!
他のクラスでしっかり成果が出ているのは担任としてはすごい嬉しいですね!(笑)
ゼミの進み方は3カ月勉強、1カ月は文化祭に向けた制作っていう感じですか?

ざっくりはそうだね!
他のクラスと違って、半分一斉授業・半分個人製作時間っていう感じで進んでいく1話完結型の授業になる。
例えば、テーマがロゴの回があると最初はデザインに関する知識の話をして、そのあと各自調べて制作するって感じ!
ゼミの最後には人数分の成果物が上がってきて、みんなに向けて発表してフィードバックするのを3カ月繰り返して、1カ月はポートフォリオ(作品集)づくりに集中してる!

作品に対するフィードバックってなると「色味が違う」「全体に○○だ」みたいに良し悪しをいうイメージなんですけど、どういう感じでアドバイスをあげるんですか?

良し悪しや出来不出来のことは言わずに、「こういう発想もいいね!」っていうコメントをしてる!
学校の授業みたいに「空は青色」とか決めてしまうと本当のクリエイティビティにはならないから「こうしなさい」みたいなことは言わないけど、「どうしたら他の人に伝わりやすいかな?」っていうことは考えてもらえるようなアドバイスをして、自分でデザイン的な気づきが生徒の中に生まれるように意識してるかな。

教える上で大切にしていることの1つが「デザイン的な気づき」を与えることだと思うのですが、他に大切にしていることはありますか?

今すぐに理解出来なくても、将来思い返したときに心に残るような教え方を意識しているかな!
俺はデザイン系の大学に通っていたんだけど、その時に理解できないことが今になったら「こういうことを言いたかったのか」ってなることがあるんだよね!
だから、子どもがポカーンとしていてもゼミの随所に要素を入れてる!(笑)

種を撒く感じですね!!

アップデートされた教育を


大学ってこば先生と一緒だから九州大学芸術工学部ですよね?何学科に通っていたんですか?

俺は音響設計学科なんだけど、大学全体として「デザイン」の授業がたくさんあって、音響デザインとかもっと広義な意味のデザインについて学んでたかな!
コミュニケーションデザインとか空間デザインとか!
広義な意味でのデザインもそのうち教えられたらいいなぁと思ってるから小出しに伝えていこうとはしてる!!(笑)

小学生相手にはなかなか難しそうですけど、面白そうですね!(笑)
他のクラスに比べると概念的な内容の話もありそうな感じに思いますが、そういう内容で授業をする上で子どもとの接し方で意識していることはありますか?

生徒に毎週気になったデザインを持ってきてもらうようにしているんだけど、この前「スターバックスのロゴが面白いと思いました」って持ってきた子がいたんだよ。
そこから「実はスターバックスのロゴにはこういう裏話があってね」とか「スターバックスのロゴはこれまで結構デザイン変更があったんだよ」みたいな話をして、「デザインの世界が面白いんだよ」っていうのが伝わるようなコミュニケーションの取り方を意識しているね!!

大学でデザイン関係のことを学ぼうと思ったのかも気なりますが、なぜそこからプログラミング教育の世界に進もうと思ったのかがすごい気になります!!

こば先生と一緒にバンド活動をしていたんだけど、色んな考えがこば先生と一緒でそのままそれを事業にした感じで、こば先生ほどプログラミングに精通しているわけではないんよ!(笑)
デザイン系に進んだ原体験でいうと子どもの頃からモノづくりが好きだったし、母親が美大出身っていうのも影響してるかな!
(左のオレンジの髪がドゥー先生。真ん中でマイクを握っているのがこば先生)

デザインに多く触れてきた体験があるんですね。
でも音楽とはちょっと違いますよね!

音楽は中学生からギターをやっていて、それを掛け合わせたようなことを学べる面白い大学があるってことで芸工大に進んだだけ(笑)
だから、IT教育に限らず社会的課題とかも組み入れた教育(リベラルアーツ、ディベート)をやっていきたいっていう考えはずっとあるかな!


「携帯を1日何時間触ってもいいか」とかメディアで言われているようなことを議題にするみたいな、ITと社会的問題は掛け算しやすそう!
ただ、中学、高校生が対象になりそうですが。。。

それは俺らの世代の考え方で、生徒の世代だったら小学生でも遅いぐらいかなと思う!!
もっとアップデートされた教育をITeens Labでやっていくのが俺の今後の目標かな!!
ハードコアスタイルにはなるだろうけど!(笑)

突撃広報部隊 滉太郎が感じたこと

校長のこば先生と一緒にITeens Labを立ち上げたドゥー先生は、1つ1つに強いこだわりを持ち、物事を常に俯瞰で見ている人だということがインタビューを通して伝わってきました。
ITeens Lab一の社会派なドゥー先生のゼミは、他の教室では教えてもらえない大人な世界を知ることができる珍しいゼミです!!

気になる方はまずはプログラミング作品の質をあげることもできる「デザインクラス」の体験を受けてみては!!

⇩デザインクラスの詳細はこちら⇩