Misson 使命
現代は、現実とサイバー空間という二重の生活環境が当たり前の時代です。それは境界線のはっきりとしたものではなく、限りなくシームレスなものであり、好き嫌いや得手不得手に関係なく、否が応にも対応せざるをえないものです。
私たちは、この複雑な状況で子どもたちが困ることなく、充実した生き方をできるように力を尽くしたいと考えています。「主体的に生き抜く力を育てる」というITeens Labの使命には、そうした意味が込められています。
Strategy 戦略
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01.
興味・特性に応じて
個別最適化された学び -
02.
主体的に知見を深められる
コミュニティでの学びこれらを通して
ITリテラシーを育てる
「主体的に生き抜く力を育てる」ためには、ITリテラシーの教育が不可欠だと考えています。現在も議論を重ね、アップデートを続けていますが、現状ITeens Labではこれを以下の4つで定義しています。
先生たちが大切にしていることは?
Policy 10ヵ条の教育方針
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大人でも、良いアドバイスや指導をされても、嫌いな人の言うことはなかなか受け入れられないものです。
相手の良さを認め、信頼関係をつくることで、子供たちが積極的に講師の意見を取り入れてくれると考えています。 -
個人個人に完全に合わせたカリキュラムを用意することは難しいですが、指導のアプローチは自在にアレンジして各人にあった形を追求することができます。
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苦手なことを潰して、平均的な能力を手に入れるより、多少いびつであってもその人にしかできないことを追い求めてほしいと思っています。
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本人が意欲的に学んでいるときが、もっとも学習効率も高いと言われます。最良の講師の役目とは、細かい知識やスキルを教えることではなく、それを習得したいという意欲を発掘すること、それを学ぶ面白さを伝えることかもしれません。
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褒めることは教育上とても価値のあることだと考えていますが、結果ばかりに注目して褒めることは避ける必要があります。結果のみを重視してしまったり、結果が出なかったときに自己評価を下げたりするような癖をつけてほしくないからです。
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子供たちの語彙力やコミュニケーション能力はどうしても大人より貧弱であることが多いです。
例えばゼミに向かうことを「イヤだ」と言われたとき、なぜイヤなのか・どうイヤなのか・果たして本当にイヤなのか?子供たちの言葉先だけでなく心の模様を見つめる必要があります。 -
何か一つのものを習得しようとするとき、必ずしもそれが楽しいばかりであるとは限りません。
ITに対して、嫌いになったり苦手意識をもってしまったりすると、これからの社会を生きていくうえでは大きなリスクになりかねません。ハイレベルな技能を身に付けさせることよりも、慣れ親しむことを重視しています。 -
主体的な学びを推奨しています。
講師はあくまで、子供たちが学んでいくためのサポート役であるべきだと考えています。子供たちには、自分で考える・試す、ということをしてもらう必要があります。 -
プログラミングに限らずですが、一つの結果にはいろいろな側面があり、それらがとる課程も様々です。
正解か不正解かの二択でとらえたり、これが正解だと決めつけたりするのはあまりにも短絡的です。 -
【怒る】と【叱る】を区別します。あくまで講師側の都合で感情的になることがないように努めます。ただし、大人であれ子供であれ人間関係の中で不愉快な思いをしたときは、それを相手に伝えることも大切であると考えています。
組織として何を大切にしている?
教室として
小中学生に対する基礎的なIT教育の提供に加え、受講者本人の興味・特性を引き出し、それに応じた応用的な学習を提供すること。そして、受講者が主体的に学びを深めたいと思ったとき、それが叶うコミュニティを形成すること。
知識よりも体験を重視し、学びと実践をシームレスに捉えること。そのために、受講者がアイデア・制作物を公表する機会を設け、それらを通して生み出した価値と一般社会との接点を設計すること。
企業として
一人ひとりが常に学び続け、新しい情報や価値観に触れ続けること。そして、生き方や働き方、企業や社会など、既存の常識を疑い、旧来のものの良し悪しを理解した上で新たな方法を模索し続けること。
失敗を歓迎し、実験的かつ挑戦的なスタンスを忘れないこと。さまざまなもののアップデートに果敢にチャレンジし、その姿勢やプロセスを広く発信し続けること。
組織としてのカラーや誇りを大切にすること。常にワクワクすることを忘れず、あらゆる活動を楽しむこと。
どんな未来につながっている?
Vision 構想
子どもたちは従来、「学生」という言葉で括られ、大人たちが経済・社会活動を営むエリアとは区別された社会で成長をしてきました。
しかし、情報技術の発達によりその垣根も徐々に失われ、子どもたちも広く世界に視野を向け、それらと関わりを持つことができるようになりました。
私たちは、こうした子どもたちと広い社会とのつながりを奨励し、実社会で役に立つスキルや知識を実践的に学ぶことを推奨しています。
その先には、子どもたちも含めた多様な感性や価値観が抑圧されることなく発現できる社会があります。これは、それぞれが自分の個性・長所・興味などにフォーカス・理解し、矜持を育むことのできる社会と同義です。