はじめに

みなさん人工知能って知っていますか?
聞いたことはあるけど、詳しくはわからない人が多いと思います。
今回スタッフの志村が Python Confarence in Kyushu 2018 で人工知能について登壇したので、少しばかり人工知能についてお話できたらと考えています。

以下のような流れで説明していきます。
1. 人工知能ってなに?
2. 人工知能ができること
3. 人工知能の作り出す未来

より詳しい内容を知りたい方は、こちらをどうぞ。私がエンジニア向けに書いた記事なので少し難しい内容ですが、人工知能についてより詳しく知ることができます。

1. 人工知能って何?

人工知能ってよく聞くワードですけど、あまり定義的なものを聞いたことはないですよね。
一般的には、人工知能とは「人工的に知能を模倣したもの」をさします。
やや抽象的でわかりづらいので、みなさんが一番人工知能に近いイメージをもっているであろう「機械学習」にフォーカスして、今回は説明したいと思います。

機械学習とは

機械学習とは、データをもとに学習するシステムです。
簡単な例で示すと、たくさんの犬の絵を見せて覚えさせます。次に、新たな犬の絵を見せた時に「これも犬の絵だ!」と過去のデータを元に推測するようなシステムのことです。


機械学習は、データから共通の特徴を見つけ出すのが得意です。これを「統計学」といいます。
では、機械学習とは具体的にどのようなことが出来るのでしょうか?次の章で見ていきましょう。
下記からは「人工知能」 = 「機械学習」として説明していきます。


コード例

2. 人工知能ができること

人工知能は、単純作業を自動化することが得意です。
例えば、画像の識別であったり、音声認識、言語翻訳、最適経路探索などができます。
Siriの例
ペッパーくんの例
いままでは人間が行なっていた紙媒体のデータを手入力でパソコンに入力する作業も、人間の歩行調査も、レジ打ちや発送などの作業、運転などもすべて人工知能が行うことができます。
しかもそれだけでなく、農作物の最適な水やりの時間帯・量の調整や、ドライブにおける混んでいない最適な経路の提案などのアシスタントなど、人間の生活をより豊かにする補助的な役割も果たしてくれます。
人工知能は今ある職業を代替してくれるだけでなく、より便利でより快適な世界を生み出す改革者でもあります。

みなさん一度はシンギュラリティを迎え人間が必要なされない、ロボットが全て代替したり、ロボットに支配される世界を考えたことがあると思います。
しかし、人工知能とは人間の敵ではなく、味方であり、パートナーでもあります。
人工知能を恐れるのではなく、どうやってうまく付き合うのかを考えていく必要があるのです。
次の章では、そんな人工知能が作り出していく未来について話していきたいと思います。

3. 人工知能の作り出す未来

人工知能が作り出す未来は美しい。

なぜなら人工知能は、人間を単純労働から解放し知的探求のみを行うことを可能にするからです。日常生活での掃除や洗濯、片付け等をロボットや人工知能に代替させることで、人間は真にやりたいことだけに時間をかけることができます。私は人間がルーチンワークから解放されるこの現象を「労働からの脱却」と呼びます。

奴隷解放を行うことによって、文化のレベルがとんでもなく上がります。人形職人は人形作りに、研究者は研究に没頭できます。没頭する人が増えることは、専門家が増えることと同義です。よって、その分野が成長することにつながります。
「好きなことをやっている人が強い」と、最近よく言われるようになりました。

世の中から単純労働が奪われたときに、新しいを生み出す能力が人間の価値となります。その能力を発揮する際に必要となるのが、好きなことに熱中して取り組める力です。

ある文化が誕生するとき、そこにはスティブジョブスやマークザッガーバーグのような天才がいます。人工知能が生み出す新たなサービスも同じように、人間の発想によって生まれ、それを実現するための力として大活躍することになります。
これから必要とされるのは、人工知能を上手に使える人材です。
人工知能の弱点として、受動的だということが挙げられます。0→1を生み出すことができません。
仮に生み出せたとしても、そこに至るまでの現状との技術的ギャップが恐ろしいほど大きいのです。

単純作業を人工知能に任せる。一方で人間は、人工知能にできない0→1の創造を行う。この創造がより高いクオリティで実現されれば、未来の可能性を一層広げていくことにつながるでしょう。

この0→1の創造力をプログラミング教育で育てることができます。
プログラミングは自由であり、正解がありません。みんな作りたい作品を実現するために0から試行錯誤しながら作品を作っていきます。

プログラミングは、好きなことをできるので、強い子供を育てることができます。
またITeens Lab. では、それぞれの個性を伸ばすために自主研究課題というものを用意しています。これは、自分な好きなIT分野について挑戦できるカリキュラムです。

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