2026年9月11日、ITeens Lab代表の古林(こば先生)が、福岡市立壱岐東小学校の6年生を対象に出前授業を行いました。

今回の機会は、合同会社まどい様からお声がけいただき実現したものです。春住小学校で実施した出張授業をベースに、壱岐東小学校の皆さんに合わせて内容をアレンジし、「自分の人生を自分でデザインしてみよう」をテーマに90分間取り組みました。

壱岐東小学校で行った出前授業の様子
壱岐東小学校で行った出前授業の様子

Robloxから始まる、にぎやかな授業

導入は、こば先生が制作したRobloxのゲームを使ったアイスブレイクです。担任の先生にゲームへ挑戦していただくと、生徒のみなさんから自然と声援が上がり、教室が一気にあたたかな雰囲気になりました。

Robloxを使ったアイスブレイクで担任の先生がゲームに挑戦する様子
Robloxのゲームで盛り上がるアイスブレイク

「あっち!」「がんばれ!」と先生のプレイを応援するなかで、講師と生徒のみなさんの距離もぐっと縮まります。その楽しい空気のまま、将来や自分自身について考える授業へと入っていきました。

「将来なりたい職業」だけが夢ではない

前半では、こば先生自身の経験も交えながら、夢や将来についてお話ししました。

将来を考えるとき、「どんな仕事に就きたいか」を思い浮かべることは多いと思います。もちろんそれも大切です。ただ今回、生徒のみなさんと一緒に考えたのは、職業だけではありません。

  • どんな場所で暮らしたいか
  • どんな人たちと働きたいか
  • 自由な時間をどのくらい持ちたいか
  • どんな毎日なら自分らしく楽しいか

仕事は、人生をつくるための手段のひとつです。職業を決める前に、自分がどんな人生を送りたいのかを考えてみる。そんな視点を持ってもらえたら、という思いを込めてお話ししました。

友達と一緒に「会社」をつくってみよう

後半は、グループで取り組むワークショップです。テーマは「友達と会社をつくってみよう」。まずはグループの中で、それぞれの夢、理想の暮らし、自分の長所や得意なことを共有しました。

社長役の生徒がメンバーにインタビューし、書記役がワークシートに記録します。「それが得意なら、この役割ができそう」「こんな会社にしたら面白いかも」と、友達同士の会話から会社のアイデアが少しずつ形になっていきました。

壱岐東小学校でグループワークに取り組む児童のみなさん
友達とアイデアを出し合うグループワーク

自分の長所を自分ひとりで見つけるのは、案外むずかしいものです。友達から「こういうところが得意だよね」と言ってもらうことで、自分では気づいていなかった魅力に出会える。今回のワークは、会社を考える時間であると同時に、自分自身と友達の良さを発見する時間にもなりました。

AIを、考えを広げる相談相手に

今回は、グループワークの中でAIも活用しました。メンバーそれぞれの「夢」「理想の生活」「長所」をもとに、「このメンバーで会社をつくるなら、どんな会社が考えられる?」とAIに相談します。

すると、自分たちだけでは思いつかなかった事業の形や役割分担など、さまざまなアイデアが返ってきます。大切にしたのは、AIの答えをそのまま採用することではありません。自分たちの考えを広げ、より良いアイデアへ育てていくための相談相手として使うことです。

最後には、話し合ってつくった会社のイメージに合わせてロゴも生成しました。アイデアが目に見える形になった瞬間、生徒のみなさんの反応もいっそう大きくなりました。

自分の未来を、自分で考えるきっかけに

講話を聞く時間、友達と話す時間、AIに相談する時間、ロゴを考える時間。90分の授業は、さまざまな活動が連続する、活気のある時間になりました。

今回つくった会社が、そのまま将来の仕事になる必要はありません。大切なのは、「自分の人生は、自分でいろいろな形を考えていい」と知ることだと、ITeens Labは考えています。

これから中学生、高校生、そして大人になっていくなかで、生徒のみなさんはたくさんの選択肢に出会うはずです。そんなときに今回の授業が、「自分は本当はどうしたいんだろう?」と考える小さなきっかけになればうれしく思います。

壱岐東小学校で出前授業に取り組む児童のみなさん
教室全体で活発に取り組んだ出前授業の様子

壱岐東小学校6年生のみなさん、先生方、そして今回の機会をご用意いただいた合同会社まどい様、本当にありがとうございました。

ITeens Labはこれからも、子どもたちがテクノロジーを楽しみながら、自分の未来や可能性について考えられる機会をつくっていきます。